thoughts

no music, no life. ok

空想と現実

人にいれてもらったコーヒーはなんでこんなに美味しいんだろう。スタバの紙袋や紙のカップに桜が描かれている。もうすぐ三月である。

Spring 🌸

 

最近観た映画がたまたま「夢・空想が現実になる」テーマを扱ったものだったので、それについて語りたいと思う。

もろネタバレしてるよ。

 

super me

NETFLIXオリジナルの中国映画。 夢の中で何故かいつも襲われ続けるという最悪な悪夢を毎日見続ける売れない作家。しかし、その謎の敵が持っている武器を現実世界で持ち帰れることに気づき、それを質屋で売ってどんどんリッチになっていく...という物語。 しかしなんで中国の人たちはこんなに見栄っ張りなんだろうなあ。と遠目に見ていた。最初にユングの説明が出てくるけど、中途半端な感じでなんだかよくわからなかった。 わからなくても楽しめる映画。結局襲いかかってくる敵は「自分」のシャドウで...。夢から醒めたと思ってたけどこれも夢かもね...?というエンド。

 

 

ニュー・ミュータント (字幕版)

私のだいすきなミュータントの映画。 トーンが暗くて、ホラー感が漂っている。若いミュータントが4人集められている施設に新しい子が入ってくる。ニュー・ガール(新しく入ってきた子)の能力は、その人が最も恐れている「何か」を具現化させる能力だった。

そしてそこに集まっているミュータントそれぞれの葬り去った恐怖が、再び襲いかかってきて...。 という世にも恐ろしい残酷な設定。虐待、マインドコントロール、クリーチャー、一番親しい人を自分が能力コントロールできず殺めてしまった。などなどエグいトラウマがぼこぼこ出てきて、こんな重いエグい要素を出してきてるからにはよっぽど作者側に伝えたいことがあるんでしょうね、と思いながら観ていた。そういうテーマは簡単に扱ってはいけないからだ。

ニュー・ガールのインディアンのお父さんが贈ってくれたことば。

‘Inside every person there are two bears, forever locked in combat for your soul. One bear is all things good, compassion, love, trust. The other is all things evil, fear, shame, and self-destruction.’

全ての人の中には二頭の熊がいて、永遠に魂の戦いに明け暮れている。一頭は思いやり、愛や真実に満ちた熊だ。二頭目は恥や恐怖、自己破壊に満ちた熊。

'Which one wins?'

どっちが勝つの?

'The one you feed'

君が餌をあげつづけた方だよ。

 

 

とのこと。 「君の中に全てを作り出すパワーがある。どんな恐怖が襲ってきても、それを忘れないで。」というメッセージ。 これはハリーポッターに出てくる「マネ妖怪」と全く同じだね。怖がる以外にも方法はある。何よりもその恐怖の源泉は、相手じゃなく、自分の内側にある。 真理をついた教え。

現実は自分がつくりだしている。「夢・空想」が現実になることも、その証明。

 

私自身、子供の頃は悪夢がひどかった。それ自体は最悪だったんだけれど、夢の非現実的なあのファンタジーな感じが不思議で面白くて、「夢を見るのって面白い!たのしみ!」ってわくわくしながら寝るようになったら、悪夢を観なくなった。逆手にとるイメージ✌️🌸